<社債投資のイロハ>

10月22日    おはようございます

企業が設備投資などの資金調達をするために発行するのが社債です。金利低下を受けて企業が発行を増やしており、1~9月の総額は10兆円を超え、過去最高に迫ります。多くは
保険会社などの機関投資家向けですが、個人向けも1、4兆円含まれます。

社債は証券会社で一般に100万円単位で販売されます。

3~10年程度の満期になると額面の金額が戻ってきます。
しかし途中で経営が傾くと元本や利子の支払いが滞り、債務
不履行「デフォルト」となるリスクを伴います。このため財務の信用
力が低い社債ほど利率が高く、信用力が高いほど利率は低く
なります。

※ 社債を個人向けに発行した例「一部略称」
金額「億円」   期間    利率「%」

ソフトバンクG「9月」 4000     7年     1、38

ユナイテッドアーバン   100      7年   0、448
投資法人「5月」

三菱UFJ劣後債 440     10年    0、452
4か月

※ 社債とは
〇 企業が一般に無担保で発行する債券
〇 資産全部を担保とする電力債なども
〇 利率は格付けなどで決まる

※ 劣後債とは
〇 破綻時の返済順位が相対的に低い社債
〇 リスクが高い分利率は高めになる

以上のように、資産運用の商品としては、利回りが付き、満期を向かえると額面金額が戻るという資産運用ですが、当の企業が倒産すると紙切れになるリスクもあるので注意して運用しましょう。