<長生きに備え厚生年金に加入>

12月14日    おはようございます

60歳以降も厚生年金に加入することによって増える年金額は、通常それほど多くありません。厚生年金部分は増えますが、基礎年金は40年間加入して満額に達した後は一定だからです。厚生年金保険料には基礎年金部分も含まれているので、もったいないと感じる人もいます。

しかし年金の本質は「長生きリスクに備える保険」であることを
考えると、少しでも年金額を増やすことは大切です。導入が見込まれる在職定時改定も「たくさん働くほど年金が増える」という実感につながり、厚生年金加入を後押しする期待があります。

厚生年金は健康保険とセット。けがや病気の際にもらえる傷病
手当金に加え、医療費の独自給付がある会社もあります。配偶者が主婦などの場合、健康保険の扶養に入られることも利点です。

以上のように、厚生年金の利点だけでなく健康保険の扶養
といった、保険料を払わずに配偶者や扶養家族が加入できる
利点もありますが、私が感じるのは日本の社会保険財政が相
当厳しいので、年金保険料支払い者を増やそうと見えてしかたがありません。皆さんはどう感じられますか?。それぞれの考えで決められることをお勧めします。