6月3日    おはようございます
上場企業の2020年3月期の決算発表がおおかた出そろった。緊急事態宣言は全面解除されたものの新型コロナウィルスの感染の収束時期は見通せず、今期の業績予想の開示を見送る企業が多い。経済危機のさなかでは、普段と異なる視点で業績や株価を見定める必要がありそうだ。個人投資家が着目すべき項目は何か。

〇 資金繰り余力確認
コロナ禍では商品、サービスの需要が急減し、製造業では部品供給網の遮断によって生産面でも支障をきたす。売り上げが減っても設備費や人件費などの固定費はかかり続ける。資金流出に備え、今多くの企業が手元資金の確保を急いでいる。

〇 借入依存度は
手元資金の額だけでなく、借金に依存していないかを確認することも欠かせない。手元流動性から銀行借り入れや発行社債などの有利子負債を引いた「ネットキヤッシュ」をどれだけ持っているかが重要だ。

以上のように、「新型コロナ対策」として、各企業が国の制度「金利ゼロ、無担保、無保証」を利用して借金をして、手元資金に増加させています。皆さんも自分の企業に合った資金調達をされることをお勧めします。