8月10日     おはようございます

国内の不動産投資信託「REIT」に見直し機運高まっている。新型コロナウィルスへの感染拡大をきっかけに、2月末から3月後半にかけて相場は大幅に下落したが、下げ一服後は戻り歩調にある。国内REITで運用する投資信託にはこの5カ月間で個人投資家から約1800億円の資金が流入した。

国内REITは長らく上昇が続いていた。過去10年間でみると東証REIT指数は約2、7倍になった。要因の一つが相対的な利回りが高かったことだ。

7月末時点でみると国内REITの分配金利回りは平均4、3%程度と、東証1部上場銘柄の配当利回り「平均2、4%」を大きく上回る。政府、日銀の金融緩和政策を背景にREITの投資対象である不動産物件の価格と賃料は上昇。収益の伸びに伴い分配金が拡大したためだ。需給面でも日銀によるREITの購入が投資家に買い安心感を与えた。

以上のように、新型コロナウィルスの問題が起きてから相場が激しく動き、個人投資家がどのように動いたかを見るにはREITという商品が相当な利益を上げているようですが、今後を考えるとどうなのかは注意が必要かもしれませんよ。