<企業に求められるマイナンバー制度の対応 NO4>

*マイナンバーの廃棄または削除

マイナンバーの廃棄又は削除については、容易に復元できない手段を採用すべきこととされています。
具体的には、書類であればシュレッダーで裁断処分するか、マイナンバー部分を復元できないようにマスキングします。

システム上記録されたマイナンバーについては、パソコンなどを物理的に破壊する方法を採用することもできますが、通常は、専用のデーター削除ソフトエェアを利用して廃棄することになります。

廃棄または削除の時期は、「必要でなくなった場合は速やかに」ということではありますが、事務の効率なども考慮して企業ごとに判断できることになっています。とはいえ、小さな企業でも年に一回は必要と考えるべきですから、最低限、毎事業年度末には実施する必要があるでしょう。