11月11日    おはようございます
1カ月ほど前、システム障害により東京証券取引所が丸1日取引を停止しました。証券取引所には日々、株の取引きを成立させる役割があります。どのような仕組みで取引なされ、何に気をつけなければならないのでしょう。
Q 株はどのようにして売買されているのでしょうか。
A 株を買いたい「売りたい」と思っている投資家は、口座を持つ証券会社に注文を出します。証券会社と取引所のシステムはつながっていて、多くの証券会社からの注文が取引所に集まります。東証などは集まった買いと売りの注文を突き合せます。取引が成立すれば株を買った人はお金を払って株を取得し、売り手はお金を受け取ります
Q 取引所が開いている時しか株の売買はできないのですか
A  東証の取引時間は原則として平日の日中です。夜間など東証の取引時間以外には「私設取引システム「PTS」などで取引ができる場合があります。PTSは対応する証券会社に口座があれば、誰でも利用できます。東証が売買を全面停止した10月1日も取引が可能でした。
ただ、東証に比べ取引が少ないため、思うような価格で売買が成立しにくいといった課題があります。
以上のように、証券取引所のルールと注意点に十分理解してから取引されることをお勧めします。