<生前に相続人への内容説明>
2011年6月20日    おはようございます
欧米と比べ、日本は遺言を作成する人が多くありません。
死後を考えるのは縁起が悪い、契約のような取り決めは苦手という心情的な理由も一因でしょう。
ただ、当人が意思を示さなければ遺族の負担が大きくなる可能性があります。
遺言はもちろん、可能なら生前に相続人らに口頭で説明して理解
を得ることが理想です。
遺言の付言事項の活用を進める専門家も多いですが、文章より会話の方が思いが伝わります。
簡単な内容の遺言は、必ずしも専門家に依頼する必要はありません。
特定の人の相続割合を非常に高くしたり、保有資産が多岐にわたったりする場合は複雑な遺言が必要なこともあるため、弁護士などに意見を仰ぐ方が安全です。節税面から生前贈与などとの兼ね合いで悩んでいる人は税理士にも相談することが望ましいです。
以上のように、相続問題は死後にすべてを行うのは大変なことなので、できる限り生前に相続人に説明して仲良く生活してもらうことが一番重要なのですが中々そういった環境にない人たちが多いようです。是非、専門家を早いうちから相談して進められることをお勧めします。