<イデコの受け取り方>
2021年6月25日      おはようございます
個人型確定拠出年金「iDeCo、イデコ」の加入対象者が2022年10月からすべての会社員となる。
イデコを巡っては積立金や運用益の税制優遇に焦点が当たりがちだが、受け取り方によって税負担が変わってくるので注意したい。
※  iDeCoの税制優遇
積み立て時    掛金金額が控除対象
  運用時    運用益が非課税
受け取り時    一括の場合 ⇒ 退職所得控除
         分割の場合 ⇒ 公的年金控除
※ 受け取り方と税金の関係
受け取り方  税法上の分類    注意点
一時金「一括」 退職所得   退職一時金「確定給付年金」と
               同時に受け取ると
             ⇒ 「退職所得控除枠」はフルに活用
                できないケースも
年金「分割」   雑所得   別の年金や不動産などで収入が
                多いとーー
           ⇒ 「総合課税」のため税負担増となる  
              ケースも
※ 退職所得控除額
勤続年数       計算式
20年以下   40万円×勤続年数※
        「80万円に満たない場合は80万円」
20年超     800万円+70万円×「勤続年数-20」
     ※ 1年未満の端数は切り上げ、イデコの場合は拠出機
       関で計算
以上のように、イデコの受け取り方で税金が大きく異なる場合がありますので十分自分の退職金や年金の状況を把握してからこういった制度を利用しましょう。