<奨学金の保証人頼まれたら>
2021年7月10日    おはようございます
大学などへの進学を後押しする奨学金制度には様々な種類があります。
日本学生支援機構「JASSO」の運営する国の奨学金制度はその代表で、学生全体の約4割が利用しているといわれます。
この奨学金にはもらうタイプの給付型と、借りるタイプの貸与型があります。
給付型は収入が少ない一部世帯が対象なので利用のほとんどが貸与型となっています。
貸与型は借りた本人が卒業後に返済します。
利息が課される種類もあり、実質は学生ローンともいえます。
奨学金の利用を申し込む際は、返済がとど凝った場合に備え、連帯保証人と保証人による「人的保障」がJASSOが指定する補償期間にお金を払って保証してもらう「機関保証」のどちらかを選ぶ必要があります。
約半分が人的保障を選択しているようです。
奨学金の保証人を頼まれたら安易に引き受けず、まずは機関保証を勧めましょう。
保証料がもったいないと言うならその分だけ負担するのも一案です。
仮に保証人を引き受けたら、卒業後の返済状況などを定期的に確認したいところです。
保証人が返済する場合はJASSOに申し出ることで返済額が2分の1になる権利「分別の利益」があることなど、制度の内容をよく知っておくのも重要です。
以上のように、いまや、4割の学生さんたちが利用している奨学金制度は色んな機関が行っていますので進学する前に十分調べて自分に合った制度を利用しましょう。