<コロナ後の運用、動揺に備え>
2021年7月28日 おはようございます
東京都に4度目の新型コロナウィルス対策に伴え緊急事態宣言が出された日本。
だが市場はすでにコロナ後の世界経済回復見据えた取引にかじを切っている。
個人はコロナ後の資産運用をどう組み立てればいいだろうか。
カギを握るのは3つのポイントを意識した分散投資だ。
1つ目は金融商品の分散だ。
コロナ禍という経験のない特異な環境は、市場の価値も大きく変えた。
原因は各国、地域の政府や中央銀行がコロナショックによる世界経済の動揺を抑えるために実施した過去最大規模の資金供給だ。
2つ目のポイントは地域の分散。コロナ禍で次第に鮮明になってきたのが地域ごとの景気回復の温度差だ。
個人の資産運用では、国内の資産がなじみ深く、安心感もある。だが日本は他の先進国よりも景気回復が遅れている。
※ 世代によって株式投資の成功体験に差がある
世代名「主な年齢層」 投資開始年 運用利回り
トラウマ世代 1983~92年 1、6~2、3%
「50代」
氷河期世代 1993~2002年 2、4~3、9
「40代」
雪解け世代 2003年~2012年 4、1~5、9
「30代」
アベリノミクス世代 2013年~2020年 5、1~22、0
「20代」
以上のように、コロナ後の資産運用は債券とドル建て商品に注目して運用されている。
というのは株だけでなく、資産運用の鉄則として分散投資だ。
それぞれの環境や考えで上手な資産運用を心掛けてされることをお勧めします。