<相続人増加で合意困難に>
2021年11月14日     おはようございます
不動産を共有で相続すると、後々の相続人が増えやすくなります。
共有者の一人が死亡した場合、その共有分は通常、故人の妻や子供が相続します。
子供の数が多ければ、共有者は増えることになります。
世代交代が進むと、人間関係が希薄になっていき、家の売却などを判断する際に共有者全員の合意を得るのが非常に難しくなります。
さらに面倒なのは遺産分割協議がまとまらず、相続登記が終わっていない場合です。
家を売却相とした際に一人がすでに亡くなっていて相続権が他の人に移っていると、その人を探すのに時間がかかりやすいです。
遺産分割協議が一層まとまりにくくなります。
専門家を交えて交渉すると手間や費用もかかります。
家の共有は早めに解消するのが大切です。
以上のように、不動産を相続すると相続人にどのように分割するかや売却をするにも相続人全員の同意が必要になるため早いうちに解決されることをお勧めします。