<シニアの住み替え>

2022年3月19日    おはようございます
退職や子供の自立を機に家を住み替えるシニアは多いです。
住宅を購入する場合、年金収入だけだと一般の住宅ローンを組もうとしても要件を満たせず組めないことが多いです。
その際、住宅金融支援機構が民間金融機関と連携する「リ、バース60」を検討できます。

リ、バース60は自宅を担保に融資を受ける住宅ローンの一つです。
満60歳以上の人が対象で、担保評価額の一定割合を融資限度額として、融資を受けます。
自宅に住みながら、毎月の利息のみ払います。
元本は利用者が亡くなった後、住宅を売却するなどで返済します。
元本を含めて毎月返済する住宅ローンに比べ、生きている間の負担が少ないのが利点です。

注意したいのは金利の高さです。
変動金利で2~3%程度が目立ちます。
多くの人が選ぶノンリコース型は特に金利が高くなりがちです。
基本的に利息の支払いは死ぬまで続くので、長生きすると負担は増えます。
また、担保評価額の50~60%程度までしか借りられないので、残りは自分で負担する必要があります。
似た仕組みのリバースモーゲージと違い、資金使途も住み替えや借り換え、リフォームなど住宅関連の費用に限られます。

住宅の住み替えには大きなお金が必要です。
リバース60の仕組みと注意点を知り、一般のリバースモーゲージなど他の選択肢と比較すると、老後の生活設計もしやすくなります。

以上のように、シニアになってからの住み替えは若い時と違って環境は厳しいと思いますが、最近は自宅担保の融資もでき少しは住み替えがしやすくなってきましたよ。