<為替で見抜く経済の急所>
2022年5月6日     おはようございます

学習指導要領の改訂で4月から高校で本格的な金融教育が始まりました。
具体的な金融商品による資産形成の視点も学びます。
その一つとして、初心者でも取り組みやすいよう、実際の為替相場の予想を演習形式で行う授業も取り入れられています。
通貨の値段が変わる理由を探ることで、経済全般の理解が進むとという狙いです。

Q」為替相場の定義は

A」企業や銀行が貿易や投資のために円やドル、ユーローといった通貨を取引する場を外国為替市場といいます。
国際決済銀行「BIS」による2019年の調査によると、1日当たりの外国為替の取引高は世界で6、6兆ドル「約838兆円」に達しました。

※為替相場を動かすポイント

通貨の魅力 通貨の魅力は国の経済力を反映する
      米国など経済大国の通貨は買われやすい
      金利など他の要素も影響する

金利~金融 高金利の通貨は魅力が高まる
政策    金利の上げ下げをするのが各国の中央銀行
      中銀は物価、景気、雇用など様々な要素を判断する

貿易~経常 輸入が増えれば外貨の支払いが増え
      収支 通貨は安くなる傾向
         1国単位で貿易や投資を表すのが「経常収支」

以上のように、現実社会から基礎知識を学ぶことが重要なのですが、今までの日本の教育では「お金」の教育は学校でされてこなかったが今年4月から高校で行われるようになり、今後は小中学校にも進んできそうですよ。