<賠償額は3段階>
2022年7月30日   おはようございます
交通事故の示談交渉を弁護士に依頼すると、相手側の損害保険会社が提示する賠償額は一般的に増えます。
もし訴訟になれば相手側も訴訟費用がかかりますし、賠償額がさらに大きく増える可能性もあるからです。
保険会社は、自動車事故の賠償額を3段階で考えています。
一番低いのが「自賠責基準」で、自賠責保険で支払われる最低限の補償額です。
その上が「任意保険基準」で、保険会社同士の交渉では、これに準拠した賠償額が提示されます。
その上に訴訟になった場合に裁判所が認定するであろう「裁判基準」があり、任意保険基準よりかなり高くなります。
保険会社は交渉相手が弁護士になると、かなり高い賠償額を提示するので、弁護士費用を差し引いても多くの賠償金を受け取れる可能性が高まります。
以上のように、交通事故の賠償額には3段階あるようなので、交渉をうまく勧めるには専門家の弁護士を付けるのも重要な要素かもしれませんね。
保険契約をする場合には弁護士付帯かどうかも確認して契約しましょう。