<業務原因、医療費負担ゼロ>
2022年8月4日   おはようございます
一般的に現役世代の人がケガや病気をして医療機関に行くと、医療費の3割が自己負担となります。
ただ、仕事が原因のケガなどの場合は自己負担がゼロになることとがあります。
労働者災害補償保険「労災保険」があるからです。
Q」 労災保険とはどのような制度ですか
A」 社会保険の一つで、会社に雇われている人が仕事や通勤中にケガや病気をしたときに給付をして、労働者を守るのが目的です。対象者は正社員のほかパートとアルバイトも含みます。会社には従業員の賃金などに応じた保険料を納める義務があり、集めた保険料が給付の原資になります。
※労災保険の対象になる例、ならない例
〇対象になる
ケガ 工場内の機械に指を挟んだ
   在宅勤務中、仕事用の書類を取りに行くときに
   階段で転倒
   通勤途中で転倒
   会社の車で取引先に行く途中の交通事故
病気 長時間のパソコン入力作業でけんしょう炎
   社員食堂で衛生管理不備による食中毒
   35度を超える厨房で長時間働き熱中症
   勤め先の飲食店で新型コロナウィルスの集団感染
   が発生し感染
✖ 対象にならない
ケガ  帰宅途中に飲食店で飲酒、その後転倒
    在宅勤務中の気分転換に散歩にでかけケガ
病気  通常のインフルエンザへの感染
「注意」 厚生労働省の資料や専門家への取材を基に作成。
個別のケースにより扱いが異なる場合がある。
以上のように、労災保険の範囲と補償を良く内容を理解して業務が原因の、医療費負担がゼロになるケースがありますので利用しましょう。