<投資判断誤る心理のワナ>
2022年8月24日   おはようございます
米国の利上げやウクライナ情勢を背景に株式相場は荒れ模様だ。
不安定な相場環境が続くなか、心理的な落とし穴にはまって思わぬ損失を出してしまう個人投資家は少なくない。
心理学を経済分野に応用した行動経済学の知見から、個人が陥りがちな「投資のワナ」をしっかり理解しておこう。
※人が陥りやすい心理と投資行動
損失回避  利益と損失は同じ金額でも損失の方を重大に感じる
バイアス    ⇒利益確定は早いが、損切は遅れる
ハーティング  安心を得ようと周囲に追随したり同調したりする
現象  ⇒値上がりしすぎると思いながらも投資に積極参加する 
メンタルアカ   自身の心でお金を色分けする
ウンティング  ⇒投資で得たお金は仕事で得たお金より簡単に使う
自信過剰  自分の能力に自信を持ちすぎる
      ⇒過剰な取引を繰り返して損失を出す
※荒れ相場での心構え「主な対策例」
〇 「1割下がったら損切」などマイルールを決めておく
〇 長期目線に立ち、目先で下落しても狼狽売りをしない
〇 損失が膨らんでも「一発逆転」狙いの投資はしない
〇 売却で悩まないよう、インカム収入を重視して配当株を
  長期保有
〇 自身の「応援株」への投資を避ける
〇 株式市場全体を対象とするインデックス投資をメインに
〇 周囲に流されず、時間と投資金額を分散
〇 時には投資を休むことも考える
以上のように、投資先、損切、などのルールを設定してから始める方が売却時期に悩まないで済むし、多額の損失も避けられる。以上のような考えのもと資産運用を行うべきだと思いますよ。