<「年収の壁」誤解を解く>
2023年3月20日  おはようございます

収入が一定額を超えると税や社会保険料が増える。
いわゆる「年収の壁」・パート主婦の就業調整の要因ともされ、岸田文雄首相は対応策を検討すると表明した。
しかし年収の壁には多くの誤解がある。
家計への影響を正しく理解したうえで働き方を考えたい。

※ 年収の壁と知っておきたいポイント
103万円  本人に所得税発生⇒超えても手取り減は起きず

106万円  従業員101人以上の会社では本人が厚生年金、健康保険適用になり社会保険料発生 
               ↓        
       手取り減になりやすく。将来の厚生年金増、健康保険は手厚く

130万円  従業員100人以下の会社では本人が夫の不要対象外になり社会保険料発生
               ↓      
       手取り減になりやすく。週30時間未満では厚生年金に加入できず国民年金などの保険料が発生

150万円  夫の配偶者控除が減り始める⇒手取り減は通常起きず

「注意」 会社員の夫の税、社会保険の扶養対象だったパート主婦の場合、配偶者特別控除は夫の給与年収が1195万円以下で適用

以上のように、パート、アルバイト主婦が働く場合税金や社会保険料がとられる場合ととられない場合が収入によって異なるためよく内容を把握してからどのように働くかを決める必要があります。
「但し、ご主人がおられる場合」