<連鎖を懸念、融資手引き替えも>
2023年4月12日  おはようございます

欧米で金融機関の経営に対する不安が高まっています。
3月に米国のシリコンバレーバンク「SVB」が破綻し、スイスの金融大手クレディスイスグループも同業のUBSが買収を決めました。
金融機関の経営不安は暮らしにどのように影響するのでしょう。

Q」銀行の破綻はどのような場合に起きるのですか

A」一般的な銀行は個人や企業から預金として資金を集め、預金よりも高い利率で融資するのが本業です。
預金と融資の利率の差が主な利益となります。
不況などで融資したお金を回収できないケースが増えると、銀行の財務状況が悪化します。
それが進み資金繰りが行き詰まれば、一般の企業と同様に破綻します。

※ 銀行が破綻する影響は大きい

個人や企業の不安が高まり消費や投資の意欲が低下ほかの金融機関へ波及する懸念が高まる金融株を中心に株式相場全体が下落

  結果 個人の預金に影響も
           ↓ 
  日本の銀行が破綻したときの預金保護

  決済用預金     全額保護
「当座預金、無利子の
 普通預金」

 決済性預金以外の円  1銀行預金者1人当たり元本1000
 普通預金、円定期預  円までと破綻日までの利息は保護。
 金など        超える金額は銀行の資産状況に応じ
            払い戻し

 外貨預金、外国銀行  保護対象外
 の在日支店の預金など  「銀行の資産状況に応じて払い戻し」

以上のように、銀行も一般企業と同じく破綻することがあることも頭において取引を行いましょう。
例えば、金融機関の分散「支店を分散してもダメ」
破綻した場合に備えましょう。