<老朽マンション、修繕費確保>
5年5月31日  おはようございます

分譲マンションは築年数が経過するのに伴って建物や共有部分が劣化する。
資産価値と住みやすさを維持するには定期的な修繕が必要だ。
屋根や外壁などを修理する大規模修繕工事は数十年ごとに必要とされるが、資金不足に悩む管理組合は多い。

※ マンション大規模修繕による固定資産税減額特例の概要
〇対象マンション   築20年以上で10戸以上
          長寿化につながる大規模修繕を
          過去に1回以上実施

          修繕積立金を引き上げて「管理計画
          の認定」などを取得

〇対象工事     新たな大規模修繕を2023年4月
          ~25年3月末に完了

〇減税内容     工事翌年度の固定資産税を減額※
          減額割合は1/6~1/2の範囲で市町村が決定

※ 対象は建物部分の100平方メートルまで
※ 修繕積立金が不足しているなら

〇 短期的な対策
         例         メリットや注意点
  不足分を分割払いで徴収    一括払いより合意しやすい
  住宅金融支援機構などから   早期に工事が必要な場合
  借り入れ           管理計画認定で金利優遇

  工事期は春秋の繁忙期を避   人件費や部材費を抑制
  ける

〇 長期的な対策
  機械式の駐車場外部貸し出し  貸し出しは管理組合の収入
  や縮小            増に
                 縮小は運営コスト減に

  携帯電話基地局を設置     管理組合の収入増に
                 携帯電話会社のニーズに合う
                 とは限らず

  工事周期を延長        修繕に必要な総工事費を
                 抑制

以上のように、最近、老朽マンションが増えて大規模修繕を行っているマンションが増えていますが、資材費や人件費が増加して修繕費が不足しがちな管理組合があるようで、自分の住んでいるマンションは大丈夫でしょうか。