<円安進行にブレーキ要因>
5年7月18日   おはようございます

今年春から続いていた円安の流れにブレーキがかかつている。
利上げ観測が消えない欧米の中央銀行と金融緩和を続ける日銀の政策姿勢の違いから、低金利の円を売って金利の高い外貨を買う動きが止まったのはなぜか。
目をこらして経済、市場統計を見てみると、円安に歯止めをかける材料が背後に潜んでいたことが分かる。

※円相場に影響する2大要因
        主な動き 円買い、円売りの例  結果
① 需給差  輸入超過→ 支払の外貨調達のため→ 円安
「輸出-輸入」貿易赤字  円売りが増加 

       輸出超過→ 外貨の収益を円にする→ 円高
       貿易黒字  ため円買いが増加

② 金利差  拡大  → 金利が上がる外貨で運用→ 円安
「海外金利-       するため円売りが増加
 国内金利」  縮小  → 金利が上がる円で運用する→ 円高
             ため円買いが増加

以上のように、貿易構造や米金利に変化の芽が出てきているため今後の日銀の政策と海外の政策をよく吟味して為替相場を検討する必要がありそうですね。