<シニア起業の落とし穴>
2021年8月23日      おはようございます
定年を機に独立して自営業やフリーランスになる人が増えてきている。
中小企業庁が発行している2020年度版「中小企業白書」によれば、フリーランス起業家の年齢をみると男性の場合は50~59歳が30、8%、60歳以上が16、4%合わせると5割近くを占めた。
長く働くことは老後の収入面では重要なことだが、シニアの起業は必ずしも全てうまくいくわけではない。
専門家の経験からすると、うまくいかない人には3つの特徴があるようだ。
① 見栄にお金をかけ過ぎる
定年後に起業する場合にありがちなのが、うれしさのあまり見栄にお金を掛け過ぎるということである。
② 資格を取りたがる
これも定年起業にありがちなことだが、「まずは資格を取ろう」とばかりにFPや社会保険労務士といった資格を取ろうとする人が多い。
③ ビジネス交流会に出たがる
実はこれもありがちな勘違いである。起業したばかりのシニアがポケットにいっぱい名刺を入れて「ビジネス交流会」のような場に出かけていくパターンだ。しかし、信用されるためには、ギブアンドティクではなく、ギブファーストの考え方が大事だ。
このようにシニア起業にはいくつかの落とし穴があるということです。
以上のように、定年後をどのように生きていくかを考えている方はたくさんおられると思いますが、シニアの起業には失敗しそうな点が上記のようにありますので、時間を十分かけて自分に合った「好きなこと」ことを考えてみてはいかがでしょうか。